『灯火』Vaundy。”妄想ストーリー(月菜視点)”

Vaundy

このページは別記事で描いたVaundyの『灯火』という曲をモチーフにした、私の妄想ストーリーの月菜側の視点ですφ(・ω・`)

元記事を読んでいない方は、元記事からご覧になっていただければ幸いです。ρ(._.*)ρ

それでは「灯火(月菜視点)」(´っ・ω・)っすた~と

『灯火(月菜視点)』

第一章:気づいていたこと

最初に違和感を覚えたのは、足音だった。

あいつの歩き方は、昔から変わらない。

少しだけ速くて、
でもどこか“考えながら歩いてる”みたいなリズム。

無意識に、何かを追いかけてるような足音。

コツ、コツ、コツ。

その音を、私は何年も聞いてきた。

だから——分かる。

違いが。

その日の足音は、同じリズムなのに、まるで別物だった。

コツ、コツ、コツ。

音は鳴ってるのに、“中身がない”。

空っぽの箱を叩いてるみたいな、軽い響き。

「あ、これ……」

心の中で、静かに呟く。

「ちょっとまずいかも」

理由なんて、うまく言えない。

でも、こういうのは分かる。

長く一緒にいた人間にしか分からない、微妙なズレ。

改札の向こうに、あいつの姿が見える。

少しうつむき気味で、
視線はどこにも定まってなくて、
でも足だけは止まらない。

ああ、これだ。

“止まれない状態”。

何かに向かってるわけじゃないのに、
止まったら崩れそうで、ただ歩いてるだけのやつ。

昔も、一度だけ見たことがある。

高校のとき。

バンドのオーディションに落ちた帰り道。

あのときも、同じ足音をしていた。

でも——

あのときとは、少し違う。

あの頃は、まだ悔しさがあった。

分かりやすい感情が、ちゃんと表に出てた。

でも今は——

それすら、見えない。

悔しいのか、悲しいのか、諦めてるのか。

何も分からない。

それが一番、危ない。

感情が消えると、人は簡単に折れる。

「……はぁ」

小さく息を吐く。

どうするか、少しだけ迷う。

優しく声をかけるか。

それとも、何も言わないか。

でも——

すぐに答えは出た。

「遅いよ」

いつも通りのトーンで、声をかける。

わざと、何も変えない。

特別な言葉も、優しさも乗せない。

そうしないと、たぶんあいつは気づく。

“気を遣われてる”って。

そうなった瞬間、
一気に殻に閉じこもるタイプだから。

「……悪い」

返ってきた声を聞いて、確信する。

やっぱり、抜けてる。

音楽でいうと、“芯の音”が消えてる感じ。

表面は同じでも、中がスカスカ。

「行こ」

それ以上は何も言わない。

今はまだ、“引き出す段階”じゃない。

無理に言葉を引き出すと、
たぶん適当な答えを並べて終わる。

それじゃ意味がない。

歩き出す。

あえて、少しだけ前を歩く。

振り返らない。

後ろにいるかどうか、確認もしない。

でも——

足音で分かる。

ちゃんとついてきてる。

コツ、コツ、コツ。

その音を聞きながら、少しだけ安心する。

まだ完全には壊れてない。

「……ほんと、不器用」

心の中で、ぼそっと呟く。

あいつは昔からそうだった。

上手くやろうとして、空回りして、
でも最後は無理やりでも前に進もうとする。

だから——

放っておけない。

別に、特別な理由なんてない。

義務でもないし、責任でもない。

ただ——

「隣にいるのが当たり前だったから」

それだけ。

小さい頃から、気づけばずっと一緒にいた。

帰り道も、
音楽の話も、
どうでもいいことで笑った時間も。

全部、当たり前みたいに積み重なってる。

だから——

崩れていくのを、見ていられない。

「……まぁ」

少しだけ空を見上げる。

夜の空は、曇っていて、星は見えなかった。

「まだ、戻せるか」

小さく呟く。

今ならまだ間に合う。

完全に折れる前に、
もう一度、火をつければいい。

ただし——

やり方を間違えたら、逆効果。

押しすぎてもダメ。
優しすぎてもダメ。

“気づかせる”必要がある。

自分で。

自分の意思で。

そうじゃないと、また同じことを繰り返す。

「……めんどくさいな」

少しだけ笑う。

でも、その表情はどこか楽しそうだった。

難しい方がいい。

簡単に戻れるなら、意味がない。

ちゃんと、自分で選んで戻ってきてほしい。

その方が——

きっと、もう折れないから。

コンビニの前で、立ち止まる。

「寄っていい?」

振り返らずに聞く。

後ろから、少しだけ遅れて返事が来る。

「……ああ」

その声を聞いて、思う。

まだ、大丈夫。

まだ、終わってない。

だから私は——

いつも通りに、隣にいる。

特別なことはしない。

ただ、少しだけ“ずらす”。

あいつが、自分で気づくように。

見えてないものに、手を伸ばせるように。

その小さなきっかけを、作るために。

コツ、コツ。

また足音が重なる。

さっきより、ほんの少しだけ重くなった気がした。

それが——

戻り始めてる証拠だといいな、と思いながら。

第二章:見えてるフリ

コンビニの自動ドアが開いた瞬間、
少しだけホッとした。

外の空気より、こっちの方が楽だから。

理由は単純で——

“考えなくていい空間”だから。

明るくて、均一で、
何もかもが分かりやすく配置されてる。

迷う必要も、感じる必要もない。

だから多分、あいつはここで違和感を感じる。

「……なんか、息苦しいな」

ほら、やっぱり。

思わず、心の中で苦笑する。

いい傾向。

ちゃんと、違和感を感じてる。

“何も感じない状態”より、ずっといい。

「分かる」

軽く返す。

深く同意しすぎない。

でも否定もしない。

この距離感が大事。

あいつは今、バランスが崩れてる。

強く押せば、すぐに崩れるし、
放置すれば、そのまま沈む。

だから——

“気づかせるだけ”。

それ以上でも、それ以下でもない。

棚に並ぶ商品を適当に見ながら、考える。

今、どこまで踏み込むか。

まだ早いか。

でも、遅すぎてもダメだ。

「ここ、なんでもあるのにさ」

わざと、少しだけ言葉を落とす。

「なんか、“何もない感じ”するよね」

あいつの反応を待つ。

視線は合わせない。

横目で、ほんの少しだけ確認する。

「……ああ」

短い返事。

でも、その一言に、ちゃんと“実感”が乗ってる。

よし、通じてる。

“見えてるのに空っぽ”。

今のあいつ、そのもの。

それを、外の世界じゃなくて、
“自分の中”に結びつけられるかどうか。

そこが分かれ目。

会計を済ませて、外に出る。

夜の空気が、少しだけやわらかく感じた。

ベンチに座る。

缶の音が、やけに響く。

この沈黙は、嫌いじゃない。

むしろ——

必要な時間。

言葉を急ぐと、全部浅くなる。

あいつが、自分で考える時間を残さないといけない。

「最近さ」

あえて、口を開く。

ここからが、本題。

「何してんの?」

分かってる。

答えは決まってる。

「……別に。なんも」

やっぱり。

でも、この“なんも”は、ただの嘘じゃない。

“言葉にできない状態”のサイン。

だから——

「嘘だね」

ここは、外さない。

即答する。

迷いなく。

ここで曖昧にすると、あいつは逃げる。

「なんでそう思うんだよ」

少しだけ、声に棘が混ざる。

いい反応。

ちゃんと、刺さってる。

「なんもしてない人ってさ」

言葉を選ぶ。

責めるようには聞こえないように。

でも、逃げ場は残さないように。

「そんな顔、しない」

視線を向ける。

一瞬だけ。

その一瞬で十分。

あいつの目が、わずかに揺れる。

「……どんな顔だよ」

声が少しだけ小さくなる。

ここで、少しだけ“核心”を置く。

「“探してる顔”」

言った瞬間、空気が止まる。

分かる。

この言葉は、ちゃんと届いた。

あいつは今、“何か”を探してる。

でも、それが何か分かってない。

だから苦しい。

だから止まれない。

「ねぇ」

ここから、少しだけ深く入る。

でも一気には行かない。

段階を踏む。

「今さ、見えてる?」

「……何が」

「自分の行き先」

あえて、抽象的にする。

具体的にすると、すぐに防御されるから。

あいつは少しだけ間を空けてから言う。

「……見えてるわけないだろ」

その言葉を聞いて、内心で頷く。

やっぱり。

まだ、“見えてないこと”は認めてる。

それだけで十分。

「そっか」

それ以上は言わない。

ここで慰めたらダメ。

「でもさ」

少しだけ、視線を空に向ける。

“自分の意見”として話す。

押し付けにならないように。

「見えてる人なんて、いないと思うよ」

その言葉に、あいつが少しだけ反応する。

“自分だけじゃない”って分かると、人は少し楽になる。

「みんなさ、“見えてるフリ”してるだけ」

ゆっくりと言う。

急がない。

言葉が、ちゃんと落ちるように。

「“これが正しい”とか、“これが本当”とか」

「全部、後付けじゃん」

あいつの中にある“正解への依存”を崩す。

でも、全部壊すわけじゃない。

“揺らす”だけ。

「見えないものをさ」

少しだけ笑う。

「“見えてる”って言ってるだけなんだよ」

風が止む。

このタイミングで——

来る。

「……じゃあさ」

あいつの声。

少しだけ低い。

少しだけ震えてる。

「俺が信じてた夢も、そうなのかよ」

ここが、分岐点。

逃がすか、踏み込むか。

一瞬だけ迷う。

でも——

決める。

「うん」

はっきりと頷く。

「たぶん、そう」

優しくは言わない。

ここは、曖昧にしちゃダメ。

一度、ちゃんと壊す。

じゃないと、本当に選び直せないから。

あいつの中で、何かが崩れるのが分かる。

でも——

ここからが大事。

壊すだけじゃ、意味がない。

ちゃんと“次”を渡す。

「でもさ」

少しだけ声を柔らかくする。

「それって“ダメ”なことじゃないよ」

視線を向ける。

まっすぐに。

「“本当かどうか”よりさ」

一呼吸置いて、

「“信じたいかどうか”の方が、大事じゃない?」

この言葉は、本音だった。

正しさなんて、どうでもいい。

続ける理由があるかどうか。

それだけ。

あいつが、少しだけ黙る。

考えてる。

ちゃんと、自分で。

いい。

そのまま考えろ。

すぐに答えを出さなくていい。

でも——

「……俺は」

あいつが口を開く。

その瞬間、少しだけ緊張する。

「音楽、やりたいと思ってる」

その一言で、全部が繋がる。

ああ、大丈夫だ。

まだ消えてない。

ちゃんと、そこにある。

だから私は——

余計なことは言わない。

「それでいいじゃん」

シンプルに返す。

それ以上はいらない。

その言葉だけで、十分。

あいつが、自分で選んだ。

それが、何より大事だから。

立ち上がる。

この話は、ここで終わり。

これ以上やると、考える余白を潰す。

「帰ろ」

歩き出す。

後ろから、足音がついてくる。

コツ、コツ。

さっきより、少しだけ重い音。

いい変化。

少しだけ、“中身”が戻ってきてる。

「……ほんと単純」

心の中で、ぼそっと呟く。

でも——

その単純さが、あいつの強さだ。

だから、きっと大丈夫。

まだ、ここから戻れる。

そう確信しながら、私は歩き続けた。

第三章:壊すためじゃなくて

公園に入った瞬間、少しだけ安心した。

ここは、余計なものが少ないから。

光も、音も、情報も。

だから——

“本音”が出やすい。

ベンチに座る。

冷たい感触が、じわっと伝わる。

あいつは、まだ少しだけ落ち着いていない。

分かる。

呼吸が浅い。

視線が定まってない。

でも——

さっきよりは、マシ。

ちゃんと、“考え始めてる”。

「ここ、昔よく来てたよね」

あえて、軽い話から入る。

いきなり核心にいくと、防御される。

「……ああ」

短い返事。

でも、その一言に少しだけ“温度”が戻ってる。

いい。

ちゃんと、記憶に触れてる。

“何もない状態”じゃなくなってきてる。

少しだけ間を置く。

急がない。

この“間”が、思考を深くする。

「ねぇ」

静かに声をかける。

「“本当”ってさ」

言葉を選ぶ。

ここは、かなり重要。

「見えてると思う?」

問いを投げる。

答えはどうでもいい。

“考えること”が目的。

「……分からないな」

正直な答え。

それでいい。

むしろ、その方がいい。

分かってるフリをするより、ずっと前に進める。

「だよね」

小さく頷く。

ここで否定しない。

あいつが“考える側”にいる状態を保つ。

「私も分かんない」

あえて、自分も同じ位置に立つ。

上から言うと、拒否されるから。

「でもさ」

ここから、少しだけ踏み込む。

「たぶん、“見えてる”って思ってるものほど、怪しいよ」

あいつの中にある“確信”を揺らす。

強くは言わない。

でも、確実に刺す。

風が吹く。

このタイミング、悪くない。

自然と、言葉が入る。

「“これが正しい”とか、“これが本当だ”とか」

少しずつ、言葉を重ねる。

「そういうのってさ、だいたい誰かが決めたやつじゃん」

あいつの反応を見る。

ほんの少しだけ、眉が動く。

いい。

ちゃんと引っかかってる。

「親とか、先生とか、社会とか」

続ける。

逃げ場を少しずつ狭める。

「それを、自分の中に入れて」

「“これは正しい”って信じてるだけ」

ここまで来ると、もう戻れない。

あいつの中で、“揺らぎ”が始まってる。

「……じゃあさ」

来た。

声が少しだけ低い。

少しだけ、感情が混ざってる。

「自分で選んだつもりのものも、結局は誰かの影響ってことかよ」

この質問は、重要。

ここでどう答えるかで、方向が決まる。

一瞬だけ迷う。

優しくするか、徹底的に壊すか。

でも——

選ぶ。

「うん」

迷わず頷く。

「たぶんね」

逃がさない。

ここは、曖昧にしない。

一度、ちゃんと壊す。

じゃないと、“本当に自分で選ぶ”状態にはならない。

あいつの呼吸が、少しだけ乱れる。

分かる。

今、かなりきつい。

でも——

ここで止めたら、中途半端になる。

「でもね」

少しだけ、声を落とす。

壊すだけじゃ、意味がない。

「だからって、“全部嘘”ってわけじゃないと思う」

次の“支え”を置く。

「見えてないだけで、“ある”ものもあるじゃん」

あいつが少しだけ顔を上げる。

「例えば?」

いい質問。

ちゃんと、思考が続いてる。

「……気持ち、とか」

あえて、曖昧にする。

明確すぎると、逆に逃げるから。

「好きとか、悔しいとか、楽しいとか」

言葉を並べる。

“体感してるもの”に寄せる。

「それって目に見えないけど、“ある”でしょ?」

あいつが、少しだけ頷く。

その瞬間、確信する。

ちゃんと繋がった。

「でも、それもさ」

ここで、もう一段深くいく。

少しだけ怖い。

でも——

必要なライン。

「本当に“本当”かどうかは、分かんないよね」

その一言で、空気が変わる。

あいつの中で、“最後の拠り所”が揺れる。

感情すら、確定じゃない。

じゃあ、何を信じるのか。

そこまで追い込む。

「……じゃあさ」

声が震えてる。

でも、それでいい。

逃げてない証拠。

「俺が今まで信じてきたものって、なんだったんだよ」

この問いが出た時点で、成功。

ちゃんと、“自分で崩れた”。

だから——

ここで渡す。

「“本当”じゃなくても、よくない?」

静かに言う。

押し付けない。

でも、逃げ場も作らない。

「……は?」

当然の反応。

でも、その裏で、ちゃんと考えてる。

「だってさ」

少しだけ笑う。

強くなりすぎないように。

「“本当かどうか”って、そんなに大事?」

あいつは、何も言わない。

でも、それでいい。

言葉にできないだけで、ちゃんと動いてる。

「それよりさ」

ここで、核心。

「“それを信じたいかどうか”の方が、大事じゃない?」

この言葉は、全部をひっくり返す。

正しさじゃない。

証明でもない。

“意志”。

それだけ。

あいつの表情が、少しだけ変わる。

分かる。

ここ、届いた。

「……俺は」

来る。

ここで来る。

「音楽、やりたいと思ってる」

その一言で、全てが決まる。

心の中で、思いっきり息を吐く。

よかった。

本当に、よかった。

でも——

顔には出さない。

ここで喜んだら、全部台無し。

「それでいいじゃん」

シンプルに返す。

それ以上は言わない。

“自分で選んだ”ことが重要だから。

立ち上がる。

この話は、ここで終わり。

これ以上やると、考えすぎて崩れる。

「帰ろ」

歩き出す。

後ろから、足音がついてくる。

コツ、コツ。

さっきより、明らかに重い。

いい変化。

ちゃんと、“中身”が戻ってきてる。

「……これでいい」

心の中で、静かに呟く。

壊した。

でも、ちゃんと残った。

だから、もう大丈夫。

あとは——

あいつが、自分で進むだけ。

私は、その隣にいればいい。

それだけでいい。

第四章:あの約束の意味

歩きながら、タイミングを探していた。

今なら言えるか。
まだ早いか。

何度も、頭の中で繰り返す。

あの約束を出すかどうか。

——正直、怖かった。

もし、忘れてたらどうしよう。

もし、「そんなの昔の話だろ」って笑われたら。

それだけで、多分、全部が終わる。

あいつとの“この距離”も、
音楽も、
今やっと戻りかけてるものも。

だから、ずっと言えなかった。

でも——

今日、ここで言わないと。

たぶん、もう言えない。

「ねぇ」

立ち止まる。

心臓が、少しだけ強く鳴る。

「覚えてる?」

声が、思ったよりも普通に出た。

よかった。

震えてない。

「……何を」

分かってる。

でも、あえて聞き返してる。

時間を稼いでるのが、分かる。

「約束」

短く、はっきり言う。

逃げ道を残さない。

一瞬、空気が止まる。

分かる。

今、あいつの中で何かが引っかかってる。

「昔さ」

少しだけ、ゆっくり話す。

焦らない。

「言ってたじゃん」

一歩だけ近づく。

距離を詰めすぎない。

でも、逃げられない位置。

「“いつか一緒に、音楽で生きていこう”って」

言い終わったあと、少しだけ呼吸が浅くなる。

待つ。

返事を。

怖い。

でも、待つ。

「……覚えてるよ」

その一言で、全部がほどけた。

ああ、よかった。

ちゃんと、残ってた。

消えてなかった。

それだけで、少しだけ救われる。

でも——

ここで止めない。

ここからが、本番。

「あれさ」

できるだけ自然に言う。

「まだ、有効だから」

半分は、本気。

半分は、試し。

あいつの反応を見る。

「……は?」

予想通りの反応。

少しだけ安心する。

まだ、ちゃんと現実に縛られてる。

「無理だろ、そんなの」

来た。

ここから、防御が始まる。

「もう状況違うし」

「現実も見えてるし」

「俺、途中でやめたし」

言葉が、どんどん出てくる。

分かる。

これは“本音”じゃない。

“守るための言葉”。

だから——

全部、受け止める。

否定しない。

でも、認めもしない。

「……そんなの、成立するわけないだろ」

最後に吐き出す。

その声に、少しだけ力が入る。

いい。

ちゃんと感情が出てる。

「うん」

小さく頷く。

「知ってる」

ここは、否定しない。

「完璧な理想なんて、ないよ」

本音。

それは私も分かってる。

夢だけじゃ生きていけないことも。

現実があることも。

全部、分かってる。

でも——

「でもさ」

ここで、踏み込む。

「だからって、“やらない理由”にはならなくない?」

あいつの目が、少しだけ動く。

刺さった。

「やったことないのに、“無理”って決めるのってさ」

一歩、近づく。

少しだけだけど、逃げられない距離。

「ただの“怖さ”でしょ」

この言葉は、強い。

分かってる。

でも——

ここは逃げちゃダメなところ。

「……違う」

すぐに返ってくる。

でも、その声は弱い。

自分でも分かってる。

違わないって。

「違わないよ」

はっきり言う。

逃がさない。

でも、壊さないように。

ギリギリのラインで。

「だって、あの頃のあんた」

少しだけ笑う。

あえて、柔らかくする。

「めちゃくちゃ無謀だったもん」

その言葉で、少しだけ空気が緩む。

いい。

ここで全部張り詰めると、折れる。

「でもさ」

声を少しだけ落とす。

ここは本音。

「その無謀さ、嫌いじゃなかったよ」

——本当は、“好きだった”って言いたかった。

でも、そこまでは言わない。

まだ、言わない。

「……今は?」

来た。

予想してなかった問い。

一瞬、言葉が止まる。

どう答えるか。

嘘はつきたくない。

でも、強すぎてもダメ。

少しだけ間を置く。

そして——

「今は」

目を合わせる。

逃げない。

「ちょっと、つまんない」

正直な言葉。

でも、ちゃんと抑えた表現。

責めるんじゃなくて、“もったいない”って伝える。

「……悪かったな」

その返しに、少しだけ胸が痛む。

でも——

ここで引いたら意味がない。

「うん」

あえて、受ける。

「もったいないなって思う」

それだけ伝える。

それで十分。

あいつは、少しだけ黙る。

考えてる。

ちゃんと、刺さってる。

「……どうすればいいんだよ」

その一言を聞いた瞬間、

少しだけ息を止めた。

来た。

ここまで来た。

“自分で聞いた”。

だから——

渡す。

「別に、何にもならなくてよくない?」

あえて、軽く言う。

「結果とか、成功とか」

肩をすくめる。

「そんなのどうでもよくない?」

本音だった。

成功するかどうかなんて、分からない。

でも——

やるかどうかは、今決められる。

「約束ってさ」

少しだけ、真剣な声になる。

「“叶えるためのもの”じゃなくて」

一呼吸置く。

「“忘れないためのもの”だと思うんだよね」

これは、自分でも気づいてなかった本音。

言いながら、少しだけ驚く。

ああ、そうか。

私は——

忘れたくなかったんだ。

あの頃の自分も、
あいつも、
あの時間も。

だから、ここまで来た。

「だからさ」

一歩下がる。

距離を戻す。

「やるかやらないかは、あんたが決めればいい」

押し付けない。

ここで決めるのは、あいつ。

「……でも」

少しだけ笑う。

これは、最後の一押し。

「私は、まだやるつもりだから」

道を残す。

一緒に来るかどうか。

選べるように。

沈黙。

少しだけ長い時間。

でも——

逃げない。

待つ。

そして——

「……やる」

その一言で、全部が決まる。

胸の奥で、何かがほどける。

でも、顔には出さない。

ここで喜んだら、終わる。

「そっか」

それだけ言う。

それでいい。

それ以上はいらない。

風が吹く。

夜の空気が、少しだけ軽くなる。

ああ——

戻ってきた。

まだ完全じゃない。

でも、確実に。

あとは——

一緒に進むだけ。

第五章:隣で鳴らす意味

スタジオの前に立ったとき、
少しだけ懐かしい匂いがした。

この場所は、変わらない。

古い看板も、
少し軋む階段も、
ドアの向こうから漏れる音も。

でも——

「変わったな」

小さく呟く。

場所じゃなくて、人が。

隣にいるあいつ。

戻ってきたけど、まだ完全じゃない。

だから——

ここが大事。

「入んないの?」

わざと、軽く言う。

あえて、背中を押しすぎない。

「……いや、入るけど」

声が少しだけ硬い。

分かる。

怖いんだ。

ここに入った瞬間、
“逃げられなくなる”から。

でも——

それでいい。

「怖い?」

振り返る。

あえて聞く。

隠させない。

「……当たり前だろ」

その答えに、少しだけ安心する。

ちゃんと感じてる。

ちゃんと、ここにいる。

「そっか」

少しだけ笑う。

「じゃあ、大丈夫だね」

あえて、そう言う。

理屈じゃない。

でも、これが一番伝わる。

ドアを開ける。

音が漏れてくる。

ドラムの残響。
ギターのノイズ。
誰かの笑い声。

全部、変わってない。

「行こ」

先に入る。

振り返らない。

でも——

足音で分かる。

ちゃんと、ついてきてる。

コツ、コツ。

その音を聞きながら、少しだけ息を吐く。

よし。

逃げてない。


部屋の中は、少しだけ狭く感じた。

でも、それがいい。

距離が近い方が、音も近くなるから。

ギターケースを開く。

手に馴染む感触。

この瞬間が、好きだった。

理由なんてない。

ただ——

“ここに戻ってきた”って実感できるから。

ジャラン、と弦を鳴らす。

その音に、少しだけ胸が緩む。

隣を見る。

あいつがギターを持ってる。

それだけで——

十分だった。

「久しぶりでしょ」

軽く言う。

「……ああ」

その返事に、少しだけ震えが混ざってる。

でも、それでいい。

「ねぇ」

問いかける。

「何やる?」

本当は、何でもいい。

大事なのは、“やること”。

「……適当でいい」

予想通りの答え。

少しだけ笑う。

「いいね」

そのままコードを鳴らす。

ジャラン——

静かな音。

でも、ちゃんと芯がある。

それに合わせて、あいつも弾く。

最初は、ひどかった。

リズムもズレてるし、
音もぶつかるし、
全然まとまらない。

でも——

「……やばいな、これ」

あいつが苦笑する。

「うん、やばいね」

同じように笑う。

でも、内心は違う。

“戻ってきた音”だ。

あいつの音が、ちゃんとここにある。

それだけで、全部違う。

「でもさ」

弾きながら言う。

「これでいいじゃん」

本気でそう思ってる。

上手さなんて、後でどうにでもなる。

でも——

“やるかどうか”は、今しか決められない。

「“音出してる”ってだけで、前より進んでるでしょ」

その言葉に、あいつの手が少しだけ止まりかける。

でも、すぐにまた弾き始める。

いい。

ちゃんと、届いてる。

「滑走路なんてないんだからさ」

続ける。

「綺麗に飛ぼうとしなくていいんだよ」

これは、自分にも言ってる言葉。

完璧じゃなくていい。

見えなくていい。

ただ——

進めばいい。

「……でもさ」

あいつが言う。

「失敗したらどうすんだよ」

少しだけ笑う。

その問いは、もう答えが出てる。

「もうしてるじゃん」

即答。

少しだけ、強めに。

あいつが、ふっと笑う。

「確かに」

その瞬間、空気が軽くなる。

いい。

ちゃんと、受け入れ始めてる。

ジャラン、ジャラン——

音が、少しずつ噛み合い始める。

完璧じゃない。

でも——

“繋がってる”。

その感覚が、ちゃんとある。

「……楽しいな」

その一言を聞いた瞬間、
少しだけ視線を逸らした。

危なかった。

普通に笑いそうになった。

ああ、やっぱりそうなんだ。

この人、ほんとに単純。

でも——

それがいい。

「でしょ」

短く返す。

それ以上言うと、崩れそうだったから。

「ねぇ」

少しだけ落ち着いたタイミングで言う。

「これ、続けようよ」

あえて軽く。

でも、ちゃんと本気。

「……何を」

「さっきのやつ」

リズムを軽く刻む。

「今の、ちょっと良くなかった?」

あいつが少し考える。

その時間も、いい。

ちゃんと、自分で判断してる。

「ああ……悪くなかった」

その答えに、小さく頷く。

「でしょ」

嬉しい。

でも、出さない。

まだ早い。

「……やるか」

その一言で、全部が決まる。

ギターを構える。

あいつも、同じように構える。

一瞬、目が合う。

何も言わない。

でも——

分かる。

同じ場所を見てる。

ジャラン——

音が鳴る。

その一音で、確信する。

ああ、これだ。

この瞬間のために、ここまで来た。

上手くいくかどうかなんて、関係ない。

成功するかどうかも、どうでもいい。

ただ——

「一緒に鳴らしたい」

それだけ。

そのために、私はここにいる。

そして——

これからも、ずっと。

第六章:やめる?の意味

ステージの袖から、客席を見たとき。

「ああ、こんなもんか」

正直、そう思った。

人は少ない。
反応も薄い。
空気も、少し冷たい。

でも——

驚きはなかった。

むしろ、少しだけ安心した。

“想定通り”だったから。

問題は、そこじゃない。

視線を横に向ける。

あいつが、ギターを握ってる。

少しだけ強く。

少しだけ固く。

分かる。

緊張してる。

でもそれ以上に——

“何かを試されてる感覚”にいる。

ここで折れるかどうか。

それが全部。

「いくよ」

声をかける。

できるだけ、いつも通りに。

特別な言い方はしない。

余計な意識を乗せたくないから。

「……ああ」

返事が少しだけ遅れる。

でも、大丈夫。

まだ、逃げてない。

ライトが当たる。

音が鳴る。

その瞬間——

分かった。

まだ、弱い。

音が、前に出てない。

届いてない。

でも——

“逃げてない音”ではある。

それだけで、十分。

演奏を続ける。

途中、あいつのリズムが少しだけ崩れる。

焦ってる。

分かる。

でも——

あえて何もしない。

助けない。

ここは、自分で立て直さないと意味がない。

私はただ、一定のリズムを刻み続ける。

“戻れる場所”として。

演奏が終わる。

拍手は、まばら。

薄い音。

でも、それでいい。

これが現実。

ここからしか始まらない。

ステージを降りる。

控え室に入る。

あいつが、壁にもたれて呟く。

「……ダメだな」

その声を聞いて、少しだけ考える。

どうするか。

ここで励ますか。

それとも——

「……まぁね」

あえて、肯定する。

優しくしない。

ここで甘やかすと、全部が軽くなる。

「最初はこんなもんでしょ」

事実だけを言う。

余計な感情は乗せない。

あいつは、少しだけ黙る。

分かる。

中で、何かが渦巻いてる。

悔しさ。
情けなさ。
不安。

全部、混ざってる。

いい状態。

ちゃんと“感じてる”。

だから——

ここで聞く。

「ねぇ」

少しだけ間を置いて。

「やめる?」

その一言で、空気が止まる。

分かってる。

この言葉は、軽くない。

でも——

必要な問い。

ここで“逃げ道”を見せないと、
選択にならない。

ただ流されるだけになる。

それじゃ意味がない。

「……は?」

当然の反応。

でも、その裏で——

ちゃんと考えてる。

「今なら、まだ戻れるよ」

淡々と言う。

感情を乗せない。

あくまで“選択肢”として提示する。

「やっぱ違ったって言って、普通に戻るのもアリ」

これは、本音でもある。

無理に続けても、意味はない。

でも——

“自分で選ばない限り”、絶対に続かない。

だから、突きつける。

やるか、やめるか。

どっちでもいい。

でも、自分で決めろ。

「……ふざけんなよ」

その一言で、すべて分かった。

ああ、大丈夫だ。

ちゃんと、悔しがってる。

ちゃんと、まだ燃えてる。

「やっと戻ってきたのに」

その言葉を聞いて、胸の奥が少しだけ熱くなる。

でも、顔には出さない。

ここで崩れると、意味がない。

「こんなんで、やめられるかよ」

その声には、確かな“意志”があった。

それを確認できただけで、十分。

「そっか」

小さく頷く。

それ以上は言わない。

もう、答えは出てる。

「じゃあ、続けよう」

それだけでいい。

選んだのは、あいつだから。

控え室を出る。

廊下を歩く。

少しだけ暗い。

でも——

嫌じゃない。

「……見えねぇな」

あいつが呟く。

「うん」

頷く。

「見えないね」

本当のこと。

未来なんて、見えない。

道も、正解も、何も。

でも——

それでいい。

「……でもさ」

あいつが続ける。

「止まる理由には、ならないな」

その言葉を聞いて、少しだけ笑う。

ああ、ちゃんと分かってきてる。

「うん」

短く返す。

「それでいいと思う」

外に出る。

夜風が吹く。

街灯が、足元を照らす。

その先は、暗いまま。

でも——

それでいい。

全部見えたら、きっと進めない。

怖くなるから。

見えないから、進める。

見えないから、選べる。

「……これでいい」

心の中で、静かに呟く。

もう、大丈夫。

あいつは、自分で進める。

私は——

その隣で、灯りを消さないだけ。

それだけでいい。

第七章:灯火

ライブの帰り道。

言葉は少なかった。

でも——

何も言わなくても、分かる。

さっきまでの空気とは違う。

少しだけ軽い。

少しだけ前を向いてる。

コツ、コツ。

足音が並ぶ。

その音を聞きながら、少しだけ安心する。

戻ってきてる。

完全じゃないけど、確実に。

「ねぇ」

静かに声をかける。

「さっきさ」

あいつが少しだけこちらを見る。

「……ん?」

「怖かった?」

分かってる。

答えは。

でも——

言わせたい。

自分の言葉で。

「……ああ」

やっぱり。

少しだけ間を置いてから、続ける。

「めちゃくちゃ怖かった」

その声に、ちゃんと“実感”が乗ってる。

いい。

逃げてない。

「でもさ」

そのあとに来る言葉が、大事。

私は黙って待つ。

「やめたいとは思わなかった」

その一言で、胸の奥が少しだけ熱くなる。

ああ——

ちゃんと越えた。

「なんか……」

少しだけ笑う。

「悔しいけど、楽しかった」

その言葉を聞いて、思わず笑いそうになる。

ほんとに、この人は。

でも——

それでいい。

それが強さだから。

「うん」

短く返す。

それ以上は言わない。

言葉にすると、軽くなる気がしたから。

信号で止まる。

赤い光が、少しだけ強く見える。

「ねぇ」

空を見上げる。

雲がかかっていて、星は見えない。

でも——

それでいい。

「未来ってさ」

少しだけ言葉を探す。

これは、ちゃんと伝えたい。

「最初から見えてるもんだと思ってた?」

あいつが少し考える。

その時間も、必要。

「……思ってたかもな」

その答えに、小さく頷く。

「だよね」

私も、そうだった。

頑張れば、どこかに辿り着く。

正解があって、そこに向かうだけ。

そんなふうに思ってた。

でも——

違った。

「でもさ」

少しだけ声を落とす。

「たぶん、違うんだよね」

信号の光が変わる。

でも、まだ動かない。

この話を終わらせるまでは。

「未来って、“見えるもの”じゃなくて」

一呼吸置く。

ここが核心。

「“照らしていくもの”なんだと思う」

その言葉を言った瞬間、
自分の中で、何かが繋がる。

ああ、そうか。

ずっと、これだったんだ。

見えないから、不安だった。

でも——

見えないのが普通だった。

「全部は見えないけどさ」

少しだけ笑う。

「ちょっと先だけ、照らせるでしょ」

街灯を見る。

足元だけ、ちゃんと見える。

その先は、暗い。

でも——

一歩は踏み出せる。

それでいい。

「……灯り、みたいにか」

あいつが呟く。

その言葉に、小さく頷く。

「うん」

それでいい。

その理解で、十分。

信号が青に変わる。

歩き出す。

並んで。

「だからさ」

少しだけ声を柔らかくする。

これは、お願い。

「迷ってもいいし、止まりそうになってもいい」

全部、否定しない。

弱さも、迷いも。

全部、含めていい。

「でも——」

一瞬だけ言葉が詰まる。

言うかどうか、迷う。

でも——

言う。

「消さないでよ」

その一言に、全部を込める。

夢でもいい。

音楽でもいい。

あいつの中にある“あれ”。

「その灯り」

少しだけ視線を逸らす。

これ以上見てると、たぶん表情が出る。

「……消さねぇよ」

その答えを聞いた瞬間、

胸の奥が、少しだけほどける。

よかった。

本当に。

消えてなかった。

「……そっか」

それだけ言う。

それ以上は、いらない。

もう、伝わってる。

歩きながら、少しだけ考える。

なんで、ここまでやるのか。

なんで、隣にいるのか。

答えは、分かってる。

でも——

まだ言わない。

言ったら、変わるから。

今のままでいい。

この距離でいい。

ただ——

「一緒に進みたい」

それだけ。

コツ、コツ。

足音が重なる。

あの頃と同じ。

でも——

今は違う。

ちゃんと、“中身がある”。

見えない未来。

それでも進める理由。

その灯火を——

私は、知ってる。

あいつの中に、ちゃんとあること。

だから——

隣で、消えないように見てる。

それだけでいい。

最終章:隣にいる理由

ステージの上。

あいつの音が、前よりずっと前に出てる。

完璧じゃない。

でも——

“逃げてない音”。

それだけで、十分だった。

「ちょっとだけ、見えてきた?」

聞く。

分かってるけど、聞く。

「まだ全然見えない」

その答えに、少しだけ笑う。

いい。

それでいい。

「でも、怖くない」

その一言で、全部が終わる。

ああ、ここまで来た。

見えないままでも、進めるようになった。

それが、この物語の答え。

「行こ」

先に歩き出す。

後ろから、足音がついてくる。

コツ、コツ。

その音を聞きながら、少しだけ目を閉じる。

——もし、あのとき声をかけなかったら。

——もし、放っておいたら。

きっと、今はない。

この音も、
この場所も、
この時間も。

だから——

「よかった」

小さく、誰にも聞こえない声で呟く。

あいつが戻ってきて。

一緒に進めて。

本当に、よかった。

振り返らない。

でも分かる。

ちゃんと、隣にいる。

それでいい。

見えない未来でもいい。

分からなくてもいい。

ただ——

この灯火を持って、

一緒に進んでいければ。

それだけで、十分だから。

~完~

彼女(月菜)の過去編のストーリも書いてみましたのでもしよろしければ読んでみてくださいρ(._.*)ρ

二人の未来編のストーリも書いてみましたのでもしよろしければ読んでみてくださいρ(._.*)ρ

冒頭にも書きましたが、彼側の視点ストーリを読んでいないようでしたら読んでみてくださいρ(._.*)ρ

また、他にも『Vaundy』の名曲を紹介しておりますので併せてご覧くださいρ(._.*)ρ

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