本日ご紹介するのは、『Vaundy(バウンディ)』のナンバーから
『ずっとラブソング』【作詞・作曲:Vaundy】
歌詞全文はこちらのリンクから→https://www.uta-net.com/song/379694/
Vaundyの「ずっとラブソング」は、2025年8月27日にリリースされた、世界が滅びようとも愛を貫くという純粋で切実なテーマを、ユーモアを交えて描いた珠玉のラブソングです。日常の非日常的な瞬間や、大切な人への強烈な想いを描いた、胸を締め付けるような一曲。
この曲の歌詞をざっくり考察します
Vaundyの「ずっとラブソング」は、
一見ストレートな恋愛曲のようでいて、実は “音楽=愛そのもの”として描いた自己表現の物語です。
かなり深くて面白い構造なので、順を追って解説します。
① 曲の核心:これは「愛を伝えるための音楽」の話
この曲の本質はシンプルに言うと、
「好きな人に想いを届けるために、音楽を作り続ける」
です。
ただし重要なのは、
ここでの「ラブソング」は単なる恋愛の歌ではなく、
- 言葉にできない感情
- バラバラな記憶や痛み
- 生きてきた時間
を全部まとめて“音楽”にすることを意味しています。
② 冒頭:終わりを知っているからこそ歌う
いつかこの街ごと 消えてなくなること知ってても
Vaundy「ずっとラブソング」作詞・作曲:Vaundy
ここはかなり哲学的です。
- 世界や関係はいつか終わる
- でもそれでも「待てる」「想い続ける」
“終わりがあるからこそ、今の愛が尊い”
という価値観が出ています。
③ 「バラバラな言葉」「思い出のメロディ」
あの日から消えない思い出のメロディと
このバラバラに散る言葉を集めて
やっと飛ばせそうだVaundy「ずっとラブソング」作詞・作曲:Vaundy
ここがこの曲の重要ポイント。
- メロディ → 心に残る記憶
- 言葉 → うまく伝えられない感情
それらを“再編集”してラブソングにする
つまり、
音楽は「感情の編集作業」
なんです。
やっと飛ばせそうだ=やっと歌える(愛を伝えられる)
④ 「キャトルミューティレイション」の意味
かなり印象的なワードですよね。
これは本来「牛の不可解な損壊事件」を意味しますが、
この曲では比喩的に使われています。
解釈としては
「説明できない・理屈を超えた出来事」=恋や衝動
つまり、
- 恋に落ちる理由は説明できない
- でも確実に心を“奪われる”
ということ。
⑤ 中盤:音楽=人生の転機
今日は僕の人生で1番の転機なのさ
Vaundy「ずっとラブソング」作詞・作曲:Vaundy
ここで一気に視点が変わります。
- これまでの悲しみや苦しみ
- 全部が「この瞬間」のためだった
音楽で想いを伝える瞬間=人生のピーク
つまりこの曲は
“告白の瞬間を歌った曲”でもある
⑥ 「隕石」の比喩
もしも dopeで funky な隕石がこの街に落ちて来るっていう事
Vaundy「ずっとラブソング」作詞・作曲:Vaundy
これはかなりVaundyらしい表現。
隕石落下=恋愛
隕石も恋愛も、共に
- 突然訪れる衝撃的な出来事
- 人生を変えるレベルのインパクト
であるという意味
⑦ サビの意味:「ラブソングを歌ってくれ」
僕に歌ってくれ
Vaundy「ずっとラブソング」作詞・作曲:Vaundy
ここ、実は重要です。
普通は「自分が歌う」ですが、この曲では
“君にも歌ってほしい”
となっている。
つまり
- 一方通行の愛ではない
- 共鳴・共有したい
音楽=2人で作る感情
⑧ まとめ
①~⑦までのことをまとめると
この曲は
“ライブでの観客との関係”を描いている説が浮上してきます
対応させるとこうなります
| 歌詞 | 意味 |
|---|---|
| あなた | 観客・リスナー |
| ラブソング | 楽曲 |
| 歌ってくれ | 一緒に歌ってほしい |
| BGMさ | 会場の空気 |
つまり
「君(観客)と一緒に作る音楽=ラブソング」
そしてシャイなバウ君がVAWS達への愛を歌で伝えているのではないでしょうか
キャーーーーッ(〃ノωノ)
信じるか信じないかはあなた次第です!
続きまして、この曲を聴いて膨れ上がった私の妄想ストーリ(歌詞解釈)をチラッとお見せいたします
|ω・)チラッ
『ずっとラブソング』
第一章:春、鳴り始める前
四月の教室は、少しだけ騒がしい。
新しいクラス、新しい席、まだ慣れない空気。
誰もが“これから”を探っているような、落ち着かないざわめき。
その中で、朝比奈蒼は一人だけ違う場所にいた。
物理的には同じ教室。
でも、意識はそこにない。
イヤホンの奥で流れているのは、自分が作りかけた曲。
何度も同じ部分をループする。
ギターのアルペジオ、控えめなドラム、浮遊するようなシンセ。
完成度だけなら、そこそこ高い。
クラスの誰かに聴かせたら、「すごい」と言われるかもしれない。
でも、蒼にはわかっていた。
「……違う」
小さく呟く。
何が違うのかは説明できない。
でも、“本当じゃない”。
綺麗すぎる。整いすぎている。
そこに、自分の体温がない。
蒼は昔から、言葉が苦手だった。
嬉しい、悲しい、悔しい、好き。
そういう感情ほど、口にすると嘘になる気がした。
だから黙る。
何も言わない。
その代わり、音にする。
ギターの一音に、指先の力を乗せる。
少しだけテンポを揺らす。
リズムの“ズレ”に、自分の不安定さを混ぜる。
そうやって、やっと“正直”に近づける。
「またそれ?」
後ろから声がした。
イヤホンを外す。
振り返ると、藤原陽菜が立っていた。
彼女はクラスの中心にいるタイプだった。
でも、いわゆる“うるさい中心”ではない。
誰とでも自然に話して、
誰かが浮いていたら、さりげなく隣に座る。
その“さりげなさ”が、蒼には理解できなかった。
「……悪いか」
「悪くないけどさ」
陽菜は笑いながら、蒼の前の席に腰を下ろす。
椅子をくるっと回して、こちらを向く。
「また曲?」
「途中」
「聴かせて」
「やだ」
即答だった。
陽菜は一瞬だけ目を丸くして、それから吹き出す。
「即答すぎでしょ」
「未完成だから」
「未完成の方が面白いのに」
その言葉に、蒼は少しだけ引っかかる。
「……なんで」
「え?」
「なんで未完成がいいんだよ」
陽菜は少しだけ考えてから言う。
「完成ってさ、もうそれ以上変わらないでしょ?」
「……まあ」
「でも未完成って、これから変わるじゃん」
そう言って、窓の外を見る。
春の風で、カーテンが少し揺れている。
「その途中が、一番リアルな気がする」
蒼は何も言えなかった。
ただ、その言葉が、どこかに残った。
第二章:部室の温度
軽音部の部室は、校舎の一番奥にある。
廊下の突き当たり。
人の気配が急に薄くなる場所。
ドアを開けると、空気が変わる。
少し湿った匂い。
アンプの古い熱。
木の床の軋み。
「お、来たか」
黒川蓮が、床に座りながらギターをいじっていた。
「今日も作ってんの?」
「まあ」
蒼はケースからギターを取り出す。
ネックを軽く撫でて、弦を弾く。
チューニングの音が、部室に広がる。
「いいねえ」
蓮はそれだけ言って、深くは踏み込まない。
蒼にとって、それがありがたかった。
しばらくすると、ドアが開く。
「お邪魔しまーす」
陽菜が顔を出す。
もう完全に常連だった。
「また来たのか」
「うん」
「部員じゃないだろ」
「いいじゃん別に」
そう言って、部屋の隅に座る。
カバンを横に置いて、膝を抱えるようにして座るその姿は、
“聴く準備”ができている人のそれだった。
蒼は、軽くコードを鳴らす。
さっき教室で止めた曲の続きを、試す。
音が、少しだけ変わる。
さっきよりも、少しだけ“近い”。
「今の、いいね」
陽菜が言う。
蒼は手を止める。
「……どこが」
「さっきより、ちゃんと蒼っぽい」
「だから、それなんだよ」
「何が?」
「“蒼っぽい”って」
言葉にすると、少し苛立ちが混じる。
陽菜は気にせず答える。
「無理してない感じ」
「……」
「ちょっとズレてて、でもちゃんと繋がってる感じ」
蒼は何も返さなかった。
でも、その説明は、妙に正確だった。
第三章:観測される感情
陽菜は不思議な存在だった。
音楽の知識があるわけでもない。
楽器が弾けるわけでもない。
でも、蒼の“本音”だけは外さない。
「ここ、好き」
陽菜が指差したのは、
蒼が一番迷っていたフレーズだった。
少しリズムがズレていて、
一般的に“正しくない”部分。
消そうかどうか迷っていた。
「……そこ?」
「うん」
「なんで」
「なんか、ちゃんと息してる感じする」
その言葉で、蒼は理解する。
“正しい音”じゃなくていい。
“生きてる音”が欲しかったんだと。
同時に、怖くなる。
この感覚を理解されていることが。
蒼は、誰にも踏み込まれたくなかった。
でも、陽菜だけは例外になりつつあった。
第四章:現実の影
帰り道。
夕方の光が、アスファルトを少しだけ赤く染めている。
「で、どうすんの」
隣を歩く三浦恒一が言う。
「何が」
「進路」
短い沈黙。
「……まだ決めてない」
「音楽やるのか?」
答えられない。
恒一は立ち止まる。
「逃げんなよ」
その一言は、静かだった。
でも、重かった。
「好きならやれよ」
「……」
「でも、中途半端はやめろ」
蒼は何も言えなかった。
正論だったから。
第五章:近づく距離、遠ざかる言葉
陽菜と帰る時間が増えていた。
特別なことは何もない。
コンビニに寄る。
アイスを買う。
どうでもいい話をする。
でも、その“どうでもよさ”が、心地よかった。
「蒼ってさ」
「ん?」
「なんでも音にするよね」
「……そうか?」
「うん。言葉にしない代わりに」
図星だった。
蒼は、言えなかった。
「好き」も、「一緒にいたい」も。
全部、音に変えていた。
だからこそ、怖かった。
もし音楽がなくなったら。
この関係も、終わるんじゃないかと。
第六章:すれ違いの輪郭
文化祭まで、残り三週間。
時間はあるようで、なかった。
部室の空気が、少しずつ変わっていく。
「曲、どう?」
蓮が軽く聞く。
「……まだ」
蒼は短く答える。
ギターを触っては止め、
音を鳴らしては消す。
形にならない。
陽菜は、前より部室に来る回数が減っていた。
「今日、来ないの?」
「ごめん、ちょっと用事」
その“ちょっと”が、何なのかは聞けない。
聞く権利があるのか、わからない。
放課後、廊下で見かける。
誰かと話している陽菜。
笑っている。
その距離が、少し遠く見える。
(なんで)
理由はわかっている。
何も言っていないからだ。
第七章:言えないことの重さ
帰り道。
珍しく、二人で並んで歩く。
沈黙が長い。
「……最近、忙しい?」
蒼がやっと口を開く。
「まあ、ちょっとね」
陽菜は前を向いたまま答える。
それ以上、会話は続かない。
しばらく歩いて、陽菜が言う。
「蒼さ」
「ん?」
「なんで言わないの?」
足が止まる。
「……何を」
「全部」
振り返ると、陽菜がこっちを見ている。
逃げ場がない。
「……別に」
「別に、じゃないでしょ」
少しだけ強い口調。
「わかってるよ」
その一言で、胸が締め付けられる。
「でもさ」
陽菜は少しだけ目を逸らす。
「ずっと待つのも、しんどいんだよ」
その言葉が、刺さる。
第八章:崩れる音
その夜。
蒼は部屋でギターを持つ。
でも、何も出てこない。
頭の中は、ぐちゃぐちゃだった。
・言わなきゃいけない
・でも怖い
・壊れたらどうする
・でもこのままも嫌だ
弦を強く弾く。
不協和音。
「……くそ」
蒼は気づく。
今まで、音に逃げていた。
言葉にしなくていい場所に、逃げていた。
でも、今回は違う。
逃げたままじゃ、何も変わらない。
第九章:そのまま
机に向かう。
ノートを開く。
言葉を書き出す。
・好き
・怖い
・離れたくない
・でも言えない
・でも伝えたい
汚い。
まとまっていない。
でも、それでいいと思った。
ギターを持つ。
コードを鳴らす。
リズムは少しズレる。
でも、止めない。
音が、繋がる。
「……これだ」
第十章:ずっとラブソング
曲は、不完全だった。
でも、確かに“蒼そのもの”だった。
綺麗じゃない。
整っていない。
でも、嘘がない。
タイトルは自然に浮かぶ。
「ずっとラブソング」
終わらない。
終わらせたくない。
第十一章:前夜の静けさ
文化祭前日。
体育館は、まだ静かだった。
誰もいないステージ。
蒼はそこに立つ。
広い。
思っていたよりも、ずっと。
「緊張してる?」
後ろから蓮の声。
「……まあ」
「いいじゃん」
蓮は笑う。
「壊せよ」
「……何を」
「全部」
その言葉は、シンプルだった。
でも、重かった。
第十二章:ステージの上
当日。
体育館は人で埋まっている。
ざわめき。
熱。
光。
「次、軽音部!」
呼ばれる。
足が震える。
逃げたい。
でも。
最前列。
陽菜がいた。
その瞬間、決まる。
第十三章:歌う理由
マイクを握る。
深呼吸。
「……この曲、聴いてください」
一瞬、間が空く。
「“ずっとラブソング”」
最初のコード。
少しだけ震える。
でも、止まらない。
歌う。
言えなかった全部を。
怖かった全部を。
逃げてきた全部を。
そのまま。
第十四章:届く瞬間
最後の音が消える。
静寂。
一瞬だけ、世界が止まる。
そのあと、拍手。
でも、蒼には聞こえていなかった。
陽菜。
泣いていた。
第十五章:言葉になる
ステージを降りる。
心臓がうるさい。
呼吸が浅い。
陽菜が、走ってくる。
「……ずるい」
少し笑いながら、泣いている。
「そんなの」
一歩、近づく。
「伝わるに決まってるじゃん」
蒼は、やっと言う。
「……好きだ」
初めて、言葉で。
第十六章:答え
陽菜は少しだけ黙って、
それから言う。
「遅いよ」
でも、その顔は優しい。
「私も」
その瞬間。
世界の色が、変わる。
第十七章:その後の温度
文化祭のあと。
日常は戻る。
でも、全部が少し違う。
帰り道。
並んで歩く。
「ちゃんと言えたね」
陽菜が笑う。
「……ギリギリな」
「でもさ」
「うん?」
「音の方が、やっぱり良かった」
その言葉に、蒼は少しだけ笑う。
最終章:続いていく
冬。
空気が冷たくなる。
進路の話が増える。
現実が近づく。
「どうするの?」
陽菜が聞く。
蒼は少し考えて、
「……やるよ」
「音楽」
陽菜は頷く。
「そっか」
少しだけ寂しそうで、でも嬉しそうだった。
エピローグ:ずっと
放課後。
あの教室。
イヤホンをつける。
流れているのは、
“ずっとラブソング”。
でも、もう違う。
一人で作った音じゃない。
誰かに届いた音。
そして、これからも続く音。
これは、終わらない。
~完~
他にも『Vaundy』の名曲を紹介しておりますので併せてご覧くださいρ(._.*)ρ





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